こんにちは。
ご訪問、ありがとうございます☆☆☆
今日はまた気温が下がりましたね、
風邪など引かれないようにお気を付け下さいね。
以前、個人事業者のKさんとお話をしていて、
青色申告をさてるかたずねてみましたところ、
「うちは赤字だから、白色申告で十分なんです。」とおっしゃいました。
その他いろいろ質問しましたら、
税金を払いたくないから目一杯経費をたくさん計上しているため赤字になる、
とのことでした。
しかし、近年は、自分の頑張りが功を奏で、
そろそろ家を買おうか検討しているとのこと。
なお、会計入力をして試算表をつくるのは、
確定申告直前にまとめてされる、とのことでした。
またそのことがとても「めんどくさい。」と嘆いておられました。
終わってしまった決算は、もう後の祭りですが、
きちんと会計入力をし、貸借対照表もつくっているのであれば、
白色申告をされているのは、もったいないとかんじました。
青色申告の特典の一つとして、取引を複式簿記で記録することが前提ですが、所得から65万円を控除することができます。
なので仮に利益が100万円だったとしても、
100万円に所得税率を乗じて所得税等を計算するのではなく、
65万円を控除した残額の35万円に対して税率を乗じます。
税金を安くする効果が期待できます。
仮に赤字だったとしても、その損失は将来3年間にわたり繰越ができます。
なんでもかんでも経費にして、
将来的にも真っ赤っかの決算書を作ることに心を砕くよりも、
黒字になった、けど、青色の控除をした結果、税金がかからなかった、
という方が事業として対外的にも印象がよいです。
個人事業主の場合、簡単にまとめてみると次のような特典があります。
・家事関連費を必要経費に算入できる。
・専従者給与(家族従業員の給与)を必要経費に算入できる
・青色申告特別控除(いわゆる65万円控除や10万円控除)
・純損失を3年間にわたり繰越控除できる
・その他一定の特典
青色申告の適用を受けるためには、青色申告承認申請書を
税務署に提出する必要があります。
青色申告を開始したい年の3月15日までに提出しましょう。
ただし、新規開始の事業者でその年の1月16日以後に業務を開始
する場合は、業務開始日から2ヶ月以内に提出をしてください。
なお、青色申告者は、原則として、複式簿記により取引を記録し、
それに基づいて貸借対照表及び損益計算書を作成する必要がありますが、
特例として、損益計算書が作成できる程度の簡易的な帳簿でも大丈夫です。
また、帳簿は保存の義務がありますので注意してください。
事業を大きくしたいと考えて銀行からお金を借りたいと考えたとき、
もしくは、万が一事業に損失が生じる事態が生じて
、損失補填のためにお金を借りたいと考えたとき、
赤字で不安定な会社に銀行はお金を簡単には貸してはくれません。
個人事業主Kさんにしても、そろそろ住宅の購入を・・と考えていても
銀行がお金を貸してくれるかはなはだ疑問です。
赤字決算にこだわることは、税金が安くなるというメリットよりも銀行から信頼されないデメリットの方が大きいと思います。
まだ白色申告をされているかた、
あなたの大事な事業はあなたそのものです。
きちんと帳簿をつけて、青色申告をすることは
きっちりしている経営者、という印象を外部に与えます。
誰からも信頼される見栄えのよい決算書を作ってくださいね。
<編集後記>
昨年秋に借りた農園に久しぶりに行ってみました。
忙しかったのと寒いので、放置してしまいました★
雑草に囲まれつつも、野菜やハーブたち、なんとか無事でした。
寒い中の農作業は大変ですが、
あたたかくなると虫やミミズが多数出没します。
農作業が大変なこと身にしみました・・
<昨日の1日1新>
野菜スムージーにきなこミックス
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