Pocket

昨日のブログでは、税金がどうしても一括で払えそうにないときに、税務署に相談に行き、換価の猶予申請書を提出して、税金を分割で納付する内容についてをお伝えしました。

 

税金をどうしても払えそうにないときは、税務署に相談することにより分割等で納税できることも。放置せずに相談を。

 

本日は、同じ分割の方法でも、クレジット納付の分割を選択する方法をご紹介します。

 

わざわざ税務署に行く必要もなく、ご自宅等のネット上で手続が完了するので、大変便利です。

 

ネット環境があれば自宅等で納税が完了するクレジットカード納付とは

その名のとおり、税金をクレジットカードで支払うことのできる制度です。

 

『国税クレジットカードお支払サイト』というインターネット上のサイトにアクセスをし、
そこから手続を行ないます。

 

こちらのサイトです。 ↓

国税クレジットカードお支払サイト

 

法人税、所得税、消費税、相続税、贈与税などのあらゆる税目に対応しており、これらの本税に加えて、附帯税(加算税、延滞税等)の納付も可能です。
(附帯税のみの納付も可能。)

 

法定納期限までに『国税クレジットカードお支払サイト』にて手続をすることにより、カード引落し日が法定納期限よりも後になった場合でも延滞税はかかりません。
ほとんどのカードの引落し日はカード利用日から1~2ヶ月程度ほど後になるので、その分、延滞税の心配無しに、納税を遅らせることが可能だということです。

 

そして、今回のタイトルにありますとおり、さらに、クレジットの支払いを分割払い(3回、5回、6回、10回、12回)又はリボ払いを選択することで、税務署へ相談に行くことなく、支払いを遅らせることが可能です。

 

注意)クレジットカード会社により、対応できる分割回数は異なります。また、ご利用されるクレジットカードによっては、そもそも分割やリボ払いが選択できない場合もありますので、ご注意ください。

 

クレジットカード納付の分割のメリット

クレジット納付自体、『365日、24時間、自宅で納付が完了できる』というのが最大のメリットだといえますが、納付の分割ということに着目した場合、大きなメリットは次の3つだと言えます。

 

・税務署へ相談に行くことなく、期限内納付として分割納付が実現

昨日の記事にも書きましたとおり、分割の相談に税務署に行った場合、キツいことを言われたり、嫌味を言われる可能性もあります。

 

ただ、それは「期限内納付」という原則を守れないワケですから、ある程度は「しかたない。」と割り切らなければなりません。

 

その点、クレジット納付による分割の場合は、そんな面倒な場面は回避できます。

 

また、時間と交通費を使って税務署に行く手間を省けることは大きなメリットです。

 

・税務署の心証を悪くするリスクを回避

上記と重なりますが、税金を期限内に納付できないということは税務署的には心証はあまりよくないでしょう。

 

やむを得ない状況はあるにせよ「カツカツ経営」「お金にルーズ」という印象はついてしまうリスクはあるかと。

 

クレジットカードを利用してでも「期限内納付」にこだわる姿勢は、納税者として必要ではないでしょうか。

 

・延滞税がかからない

後ほど説明させていただく手数料はかかってしまいますが、納税が遅れたことにより税務署から課せられる延滞税は免れることができます。
(期限内に『国税クレジットカードお支払サイト』で手続をすることが前提。)

 

 

クレジットカード納付の分割のデメリット

上記でも少し触れましたが、手数料がかかることです。

 

手数料の金額は、最初の1万円までは76円(税抜き)、以後1万円を超えるごとに76円(税抜き)となります。

 

仮に、30万円の税金をクレジットカード納付する場合には2,462円(税込)の手数料がかかる計算となります。

 

また、分割払い、リボ払いの場合は、別途各カード会社の定める手数料が発生する場合があります。

 

これらの手数料の総額からすると、税務署に相談の上、分割申請する場合の『延滞税1部免除』の適用を受けるほうが、金銭的には安くおさまるかもしれません。

 

これはそれぞれの人の考えによるものだと思いますが、

 

わたし個人的には、クレジットカード納付による分割を採用することにより、上述したメリットを享受できるのであれば、これらの手数料はその対価との認識で納得ができます。

 

いずれにするか迷われる方は、1度ご利用されているクレジットカード会社に連絡をされ、分割手数料の金額を確認の上、ご検討されてはいかがでしょうか。

 

最後に・・

そもそもクレジットカードが嫌いで持っていない、
所持しているクレジットカードには分割機能はついていない、
高い手数料を払うのは嫌だ、

 

という場合は、やはり、昨日ご紹介しました「換価の猶予申請」による分割納付をご検討いただけましたらと思います。

 

分割対応可能なクレジットカードを持っておられていて、税務署に行きたくない、期限内納付にこだわりたい等の方は、クレジットカードによる分割納付を是非1度ご検討ください。

 

☆★☆ 編集後記 ☆★☆
新しいジェルネイルをいくつか注文しました。
ずっと自爪で放置だったのが、AppleWatchをつけるようになってから
ネイルも可愛くしようと思うように。
(AppleWatchで女子力もアップ!?)

 

☆★☆ Run Diary ☆★☆
お休み。

「ネイルだけでなくランニングもしなきゃな。」
AppleWatchを見て思う。